脳科学の先生、頭が良くなる科学的な方法を教えて下さい を読んだ感想

前半は子供向けの内容だけど、後半は大人にもスポットを当てた内容が

書かれています。

脳って大人と子供も同じヒトなので、子供に良いことも悪いことも

基本的には大人にも共通しているようです。

医者でもあり脳科学の専門家が書かれていて、エビデンスベースの内容で

とても安心感を持って読み進めることができます。

以下が特に印象に残った内容です。

・新しいことを習慣化するのは2〜6ヶ月かかるものだから、3日坊主を悲観しなくていい

・ハードルを下げて必ず毎日できること(テキストを開くだけ、縄跳びを1分するだけとか)を毎日すると、それが習慣化される

・25分集中して5分休みを繰り返すポモドーロ法だと集中して勉強できる

・色々な教科を組み合わせて25分の勉強と5分の休憩を繰り返すのが効果的

・自分を客観的に(あるがままに)先入観なく把握することで、弱点や伸ばす点が明確になる

・運動することで頭が良くなる

・文武両道で熱中できるものがあるといい

・著者の瀧先生は、受験勉強でも毎日3時間の勉強で合格した

ノーベル賞級の研究者は専門以外に熱中して取り組んだ別の趣味を持っていることが多い(楽器演奏とか)

・楽器演奏は脳にとても良い

 

この本を読んで、やったこともないピアノをやり始めました。

でもやり続けられない可能性大なので、ほんの少しずつ(ピアノの前に座るだけとか)をして、続けられたらいいと思う。

あと、紅白に出ていた藤井風やYoutubeで見たハラミちゃんみたいなすごいピアノ演奏を見て、憧れを抱きながら続けられるといいと思う。

 

 

3つの幸福を読んだ感想

幸せになる方法として、科学的な根拠に基づいて書かれているのが素晴らしい

精神論でも根拠が怪しげでもなく、納得感を持って読むことができる

幸せには3種類あって、ピラミッド構造になっている

幸せの土台となるのはセロトニン的な幸福で、心身の健康である

セロトニン的幸福の上にあるのは、家族や友人との良好な関係性から生まれるオキシトシン的幸福である

幸せのプラミッドの頂点にあるのは、社会的に成功した時に得られるドーパミン的幸福である

セロトニン的幸福やドーパミン的幸福は、同じ幸福体験を得たとしても幸福感は減衰することがない(例えば、朝の清々しい景色は何度見ても清々しく感じることができる)

しかしながらドーパミン的幸福は、幸せな状況になったとしてもその状況に満足することなく、もっともっととエスカレートしてしまう(例えば、宝くじ当たってもその時は幸福感を得ても、それが長続きすることはなく、もっともっと高額の当選を求めてしまう)

この本では、幸せの種類と特徴、さらに幸せのベースとなるセロトニン的幸福が得られる状態をを整えた上で、セロトニン的幸福さらにドーパミン的幸福を得られることを目指すことが書かれている

ドーパミン的幸福を得るためには多くの努力や運も必要であり簡単ではない、またそれのみを目指していると体を壊したり、夫婦関係が崩れたりして、結局は幸せになれない

セロトニン的幸福は朝散歩や美味しいご飯を食べるだけでも得られ、簡単であるだけでなく、減衰することもない

これらのことから、社会的な地位を得たり高給を得たりするような高望みでなく、セロトニン的幸福を得て体を整えて、夫婦関係を良好に保つなど、一歩一歩幸せを感じられる状態を整えていくことが大切であると思った

このように、幸せになるための具体的なやり方が書かれていて、すごい本だと思った

 

 

 

生きるヒントを読んだ感想

トルコでランプを購入した際のお話が印象に残った。

売っているランプをただ売るのではなく、買い手と売主がランプの歴史やランプの作り手がランプに込めた思いなどを共有してコミュニケーションを図ることを楽しみとしている商売があるらしい。

でも、そのような商習慣は事前に知っている買い手でないとできないと思うが、そのような商習慣が新鮮だった。

最後の章で、人生に目的はない、また人生に希望はない、と書かれていた。

ストレスフリー超大全でも生きることに意味はないと書かれていて、自分もその言葉に救われたような安心感を感じた。このため、人生に目的はないということに共感した。

ただ、生きるヒントでは人生には希望もないと書かれていて、希望すらないのかと思った。

でも、まぁ、肩肘を張らずできることをやり、気楽に生きていくことが良いのだと思った。

だって、五木寛之さんは他の本でも、人間は生きていくことは大変なことで、すごいことなのだと何度も言っているのだから、それで良いのだと思った。

 

ストレスフリー超大全の感想

読者の解決したいことに対して、根拠に基づいた対策が書かれている。

このため、安心感を持って対策の有効性を理解することができた。

また対策も具体的で、さらにその対策を行う一歩を踏み出しやすくするための方法も書かれている。

例えば、朝散歩は本来は毎日15分が推奨されているが、やり始めは5分でも、週一回でもいいなどと書かれている。

読んで効果がある対策なのだとは理解しても、ハードルが高くアクションを起こすのが難しくて、実際にはやらない場合がある。

ハードルを下げた方法も書かれていたので、意志が弱く怠惰なわたしでもアクションを起こせた。

このように知識を得られる以上の良いことをこの本からは得られますよ。